•ナガチャコガネ Heptophylla picea Motschulsky
• ・体長12mm前後の茶色のコガネムシ。
• ・幼虫が茶樹の根を食害することで、一番茶の萌芽が遅れたり、新芽の生育が不揃いになるなど生育不良となる。ひどい場合には60%以上の減収となる。
• ・年1化で、5月下旬から7月上旬にかけて成虫となる。この時期、夕方になると茶園の上を低く飛んでいるのが観察される。
• ・静岡県では、大多数の雌は飛ぶために必要な筋肉である“飛翔筋”を持っていない。そのため、予察灯に集まる成虫の多くは雄である。
• ・羽化した成虫は7〜10日土中にとどまり、その間に性成熟するため、地上に這い出た成虫はすぐ交尾できる状況にある。
• ・交尾した雌は地中に潜って産卵する。ふ化した幼虫は1齢のうちは土中の腐食物などを食べるが、育つにつれて細根や中根のみに留まらず太根までも食害するようになる。
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