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ホーム > 組織別情報 > 産業部 > 農林技術研究所 > 研究所ニュース > 詳細

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更新日:平成23年9月28日

静岡県農林技術研究所

No.11/ 平成23年9月/ 研究所ニュース

視点

伊豆観光の活性化を目指して 伊豆農業研究センター長  竹内 常雄

 美しい海岸線と豊富な温泉が魅力の伊豆半島は、全国でも指折りの観光地であることは言うまでもありません。そのため、旅館やホテル、観光施設などが雇用を創出し、伊豆地域の産業を支えています。
 ところが肝心の観光交流客数は年々減少し、ピーク時の7割程度にまで落ち込んでいます。その原因はいろいろあろうかと思いますが、観光客を惹きつける魅力が減少していることも考えられます。こうした伊豆地域にあって、「河津桜」の河津町だけは観光客の減少に歯止めがかかっています。それは「河津桜祭り」に訪れる観光客100~120万人が支えているからです。このことは植物を利用した観光資源開発として全国から注目を集めてもいます。
 伊豆農業研究センターでは今年度から、新成長戦略研究として「伊豆の観光活性化を支援する農芸産品の開発」に取り組んでいます。新成長戦略研究は重要な政策課題の解決を目的に、多様な機関が集結してプロジェクトチームを編成し、そこに予算も集中させたもので、今年度から8課題が新たにスタートしています。
 「伊豆の観光活性化を支援する農芸産品の開発」では伊豆に来てもらうための自然景観づくり、伊豆に来た人たちに食べてもらう果樹や野菜類の開発を行い、年間を通じた集客と滞在型観光の提案をしていきます。具体的には‘カワヅザクラ’以外に300種類以上ある自生のサクラ活用、熱帯~亜熱帯の新しい果樹の導入やキイチゴ、ビワなど地域に自生する果樹の新たな利用法開発、アシタバ、ノブキ、モミジガサなど自生する野菜類の供給時期の検討などを行っています。 
 この課題の成果が文字通り、伊豆観光の活性化に結びつくことができるよう、全力を挙げて取り組んでいきます。

トピックス

行事案内

●果樹研究センター秋季研究成果発表会
 一般県民、果樹農業経営士・青年農業士をはじめとする果樹生産者、JA果樹技術者等を対象に、研究成果をお伝えします。
  日時:10/5(水) 13:00~16:00
  場所:浜松市みをつくし文化センター    浜松市北区細江町気賀369
  問合先:054-334-8557(果樹研究センター)


●商工業者と農林技術研究所との懇談会
 商工業者の皆さんを対象に農林技術研究所の研究内容や施設を紹介し、6次産業化を目指した共同研究や商品開発のアイデアについて話し合い「農ビジネス」の可能性を探ります。
  日時:10/25(火) 13:30~16:30
  場所:農林技術研究所(磐田市富丘678-1)
  要申込:期限10/17(月)
  問合せ先:0538-36-1553(企画調整部)
   ※詳細はホームページ内「お知らせ」をご覧ください


●農林技術研究所公開デー  -楽しく学ぶしずおか農業の最先端!-
 農林技術研究所を一般公開します。研究成果の展示、温室ガイド&クイズラリー、園芸相談などを行います。
  日時:11/12(土) 10:00~15:00
  場所:農林技術研究所(磐田市富丘678-1)
  問合せ先:0538-36-1553(企画調整部)
   *農林大学校の「農大祭」も同時に開催します。

研究情報

休眠打破剤処理によるカワヅザクラの開花促進

画像:平成23年2月9日 南伊豆町青野川沿いでの実験

平成23年2月9日 南伊豆町青野川沿いでの実験

 カワヅザクラは伊豆地域を代表する早咲き桜として知られ、2月から3月上旬までの長期間開花し、「河津桜まつり」と「みなみの桜と菜の花まつり」合わせて毎年130万人以上の観光客を呼び込む重要な観光資源となっています。しかし、年によりあるいは場所により開花時期が大きく異なることが知られています。そこで、伊豆農業研究センターでは、平成19年より休眠打破剤を利用してカワヅザクラの開花時期をコントロールする技術の開発に取り組んでいます。
 これまでの実験から、11月にカワヅザクラの立ち木に休眠打破剤を散布することにより、開花が1週間以上早まることが認められています。これは、花芽が形成されて生育が止まった状態の枝に休眠打破剤を散布することで、生育が再開する時期が早まったためと考えられます。伊豆地域には、カワヅザクラ以外にも早咲きのサクラが数多く自生しています。これらに対する休眠打破剤の効果を検討するとともに、早咲きザクラの切り枝栽培に向けて利用法開発に取り組んでいく計画です。
                    (伊豆農業研究センター 栽培育種科 松田健太郎)

「県内農耕地土壌の現状」定点調査で分かること

画像:県内農耕地土壌図

県内農耕地土壌図

 農林技術研究所では、県内の主要な土壌・作目を代表し、営農活動が継続的に実施される地区の土壌環境変化を明らかにする目的で、昭和54年から県内約400定点を5年で一巡する土壌調査を実施してきました。平成11年度からは、調査地点数を整理・統合して140地点とし、継続して土壌調査を実施しています。県内には、黒ボク土、赤黄色土、灰色低地土、褐色森林土など多くの種類の土壌があり、様々な作目が栽培されています。この土壌調査により、県下農耕地土壌の基本的特徴、生産力阻害要因、地力保全対策等が明らかにされてきました。これを通じてそれぞれの土壌・地目ごとに生産性を保つための土壌理化学性が明らかにされ、「持続的農業を推進する静岡県土壌肥料ハンドブック」に改善基準として取りまとめられています。
 ここ15年間の県内土壌の傾向ですが、水田では概ね改善基準値内に保たれているものの、普通畑、施設(野菜、花)、樹園地(チャ、果樹)ではリン酸、加里が蓄積傾向にあり、改善基準値を大きく上回る地点が顕在化しています。これらの調査結果を受け、近年リン酸・加里成分を減らしたいわゆるL型肥料が開発され、広く普及しつつあります。また、土壌機能実態モニタリング調査の結果は、肥培管理の指導に役立ててもらうため県内普及センター等に成績書として配布済みで、農林技術研究所でも閲覧できます。   (農林技術研究所 土壌環境科 松浦英之)


お問い合わせ先

静岡県農林技術研究所
〒438-0803 静岡県磐田市富丘678-1
電話番号:0538-35-7211 ファックス番号:0538-37-8466