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ホーム > 組織別情報 > 産業部 > 農林技術研究所 > 研究所ニュース > 詳細

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更新日:平成23年12月1日

静岡県農林技術研究所

No.12/ 平成23年12月/ 研究所ニュース

視点

6次産業化を促進する農林技術研究所の取組      企画調整部長  森下 光宏

画像:

研究施設を紹介するミニツアーの様子

 農業者が、自ら加工や流通・販売に挑戦したり、商工業者と有機的に連携して新しい商品やサービスの開発を目指す「6次産業化」は、消費の創出と多彩な農産物の生産を目指す本県にとって重要な政策課題になっています。また、私ども農林技術研究所が取り組んでいる研究課題は高度化してきており、これまでの農業分野からのアプローチに加え、商工業分野の技術や情報を積極的に取り込む必要性が高まっています。
 このため、研究所では、昨年度から商工業者をお招きして、研究内容や施設を紹介する「商工業者と農林技術研究所との懇話会」を実施しています。本年度は10月25日に開催したところ、食品加工、電子機器、金融等の幅広い分野の皆さんが、県内外から約130人お集まりいただきました。研究所からは、茶葉を高速乾燥して衛生的で色鮮やかな粉末緑茶に仕上げる技術や、野菜の養液栽培で問題となる病害に対しオゾンや銀による防除技術等を紹介するとともに、研究上の問題点を具体的に説明して、会場に集まった皆さんから商品開発のアイデアや問題解決のアドバイスをいただきました。また、現在も、養液栽培の病害防除に対する酸化チタンの活用方法、LEDを用いた貯蔵みかんの消毒方法等の情報や提案が寄せられています。
 研究所では、今後も定期的に懇話会を開催し、商工業者との連携や共同研究等を通じて「6次産業化」を促進していきたいと考えています。

トピックス

行事案内

●ビジネス経営体の育成と産地振興に向けた情報交流会
  日 時: 1/13(金) 13:30~16:30
  場 所:農林技術研究所 (磐田市富丘678-1)
  問合先:0538-36-1553(企画調整部)

水稲・野菜・花きのビジネス経営体の育成及び産地振興を促進する試験研究を実施するため、農業経営士や農業法人、JA営農指導員、普及指導員などを対象に、飛躍的なコスト低減や高品質化・付加価値向上を目指した技術開発など、今後を見据えた試験研究の方向性について話し合います。


●伊豆農業研究センター公開デー
  日 時:1/27(金) 9:30~16:00
  場 所:伊豆農業研究センター (賀茂郡東伊豆町稲取3012)
  問合先:伊豆農業研究センター  0557-95-2341

研究の成果を広く県民の方に知ってもらうため、公開デーを開催します。
 主な内容 ●研究技術展   ●中晩柑類展示会  ●園芸相談
      ●栽培温室、ほ場の公開  ●生産物の販売(切花、わさび等)

研究情報

「しずおかの香り」を探る!香りの分析・評価技術の確立

画像:メロンの品種による香りの違いを視覚的に差別化する技術を確立

メロンの品種による香りの違いを視覚的に差別化する技術を確立

近年の農産物の流通場面においては、安全・安心だけでなく、品種や栽培の特徴をPRした販売戦略が展開されています。そこで、『「しずおかの香り」を有する特産農産物の開発(H20-22)』では、本県特産農産物の魅力を引き立たせる品質として「香り」に注目し、温室メロン、イチゴ、茶、柑橘の特徴的な香りを明らかにしました。
 この研究では、機器を用いて各品目の香りを分析しましたが、分析機器が検知する香りとヒトが感じる香りの強さは異なるため、成分ごとの香りをヒトが感じながら測定を行い、重要な香りの成分を特定しました。また、香料会社との共同研究により、温室メロンの主要香気成分、品種間差異、追熟変化などの基礎的知見を得るとともに、県特産農産物の香気成分を簡便に分析し、香りの特徴をわかりやすく表現する手法を確立しました。次にメロンでは収穫後の追熟条件、茶では加工条件などを変えて香りを高める技術を開発しました。
 今後は本研究の成果を活用し、特徴ある香りを有する新商品や新品種、栽培及び流通技術の開発を行う予定です。
(品質・商品開発科 大場 聖司)

省力安定生産に適した台木の開発

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果実品質の優れた新しいカンキツが次々と品種登録されていますが、隔年結果や樹勢の低下により収量が安定しないものが多くあります。そこでこれらの問題点を補うため、現在、カンキツの台木として広く用いられているカラタチに比べ、樹勢が強い‘スイングルシトルメロ’とわい性の‘ヒリュウ’を使い、安定生産のための適性を調査しています。写真は6年生時の‘不知火’ですが、樹容積で‘スイングルシトルメロ’台はカラタチ台の1.5倍、‘ヒリュウ’台が0.5倍と樹の大きさには明らかな違いがあります。収穫を始めた4年生から5年間の累積収量は‘ヒリュウ’台38kg、カラタチ台65kg、‘スイングルシトルメロ’台105kgと樹の大きさに比例するように1樹当たりの収量も多くなりました。‘スイングルシトルメロ’台は、カラタチ台に比べ果実の糖とクエン酸がやや低くなる傾向がありますが、食味の良さを示す糖酸比が高く、食べやすさの点からも有望と思われます。このように‘不知火’では‘スイングルシトルメロ’を台木に使ったメリットが分かって来ました。今後は、同時に調査している‘はるみ’も含め、適性な台木を選んでいく予定です。
(果樹研究センター 栽培育種科 中嶌輝子)


お問い合わせ先

静岡県農林技術研究所
〒438-0803 静岡県磐田市富丘678-1
電話番号:0538-35-7211 ファックス番号:0538-37-8466