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ホーム > 組織別情報 > 産業部 > 農林技術研究所 > 研究所ニュース > 詳細

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更新日:平成25年3月28日

静岡県農林技術研究所

No.20/ 平成25年3月/ 研究所ニュース

視点

これからの病害虫防除                                           技監 黒柳 栄一

 食糧生産の歴史は、農作物を病害虫から守る歴史でもあったと言えます。かつて病害虫の発生に対して有効な防除手段を持たなかった時代には、人々は病害虫によって食糧が失われてゆくのをただ呆然と見ているだけでした。このような状況の中で、有効な防除手段、特に化学農薬が登場したことは食糧生産にとって画期的な出来事でした。
 しかし、化学農薬を使い始めると、予想外の問題が発生してきました。その例として、自然界にいる天敵(益虫)や有用微生物まで減らしてしまって逆に病害虫が増えたり、農薬が効かない抵抗性の病害虫が出現したりしています。
 そこで、これからの病害虫防除は、化学農薬だけに過度に頼らないことが提唱されています。土作りや輪作などによる病害虫が発生しにくい環境づくりや、防虫網等による害虫の侵入防止、太陽熱による土壌消毒などの様々な耕種的・物理的な防除方法が見直されています。その上で、化学農薬を代替する技術として、天敵を利用した病害虫防除、フェロモン剤を利用した交信攪乱による害虫防除、病害虫が嫌がる光や色を利用した防除技術、植物がもともと備えている病害虫抵抗性の誘導技術などの研究が進められています。
 これらの技術はいずれも、対象病害虫には有効ですが他の生物には影響が少ないため環境への負荷が小さいという特徴があります。すでに実用化されているものもあり、今後は更に幅広い作物・病害虫での使用が期待されています。

トピックス

育成者権(出願)

 種類      件名            育成・発明者    

育成者権  マーガレット「伊豆32号」 稲葉善太郎、岩崎勇次郎、武藤貴大
育成者権  マーガレット「伊豆33号」 稲葉善太郎、岩崎勇次郎、武藤貴大
育成者権  マーガレット「伊豆34号」 稲葉善太郎、岩崎勇次郎、武藤貴大
育成者権  マーガレット「伊豆35号」 稲葉善太郎、岩崎勇次郎、武藤貴大

研究情報

根深ネギにおける環境保全型農法確立に向けた生物多様性の指標生物の選抜

画像:指標生物

指標生物

[研究のねらい]
 減農薬栽培などの環境保全型農法を生産現場に広く浸透させ、消費者に安全・安心な農産物を提供していくためには、害虫による被害の軽減と生産性の維持との両立が不可欠です。そのためには、地域の生態系が保持する多様な害虫抑制機能を最大限に引き出す必要がありますが、実際の根深ネギ圃場ではどのような生物が機能しているのか不明でした。そこで、環境保全型農法を実践している圃場で特徴的に発生する土着天敵など生物多様性の指標となる生物について調査しました。
 その結果、根深ネギ圃場では害虫を捕食する多様な土着天敵が発生し、指標生物となることが分かりました。発生が確認された土着天敵は、ネギアザミウマを捕食するカブリダニ類やヒメオオメカメムシ、ハモグリバエの寄生蜂、ヨトウムシを捕食するオオハサミムシ、ゴミムシ類、コモリグモをはじめ各種害虫を捕食すると考えられる多様なクモ類などです(写真)。現在、これらの土着天敵をより安定的に発生させ、害虫の発生抑制に活用する技術について研究しています。
                                       (植物保護科 土井誠)

「発酵茶ラボ」 **より一層の利用促進に向けて**

 発酵茶ラボは、「紅茶やウーロン茶などの発酵茶の製造技術を習得したい」、「習得した技術を基に新商品開発をしたい」といったような意欲ある生産者や茶商さんに、紅茶やウーロン茶などの製造施設を貸出すためのものです。急須で淹れて飲む高級茶の需要低迷が続く中、価格に見合う付加価値の高い茶作りを支援するための施設です。昨年8 月、茶業研究センターに全国で始めて整備しました。
 紅茶、ウーロン茶、釜炒茶の茶種ごとに、基礎コース、標準コース、応用コースに分かれているので、利用者の皆さんは、それぞれの目的や経験に合った機械を使うことができます。施設は事前予約制で、2 名の専属指導員が、申し込み方法や機械の操作方法などについて分かりやすくアドバイスしてくれます。原料の生葉は利用者の皆さんが持ち込み、利用時間は平日の8:45 から17:15 です。但し、萎凋の(生葉をしおらせる)ために、生葉を夜間施設内に保管することが可能です。受益者負担の原則から使用料金をお支払い
いただきますが、生産支援の一環として位置づけていることから、利用料金は最低限の額に設定しています。
 昨年8 月から10月の3ヶ月間の利用者は延べ184名で、茶種別の内訳は紅茶が52%、ウーロン茶が44%、釜炒茶が4%で、利用や今後への期待に関する数多くの感想が寄せられました。
 平成25 年度は4月1日からの施設開放となります。今年度は、より多くの方にご利用いただくために、まだ一度も発酵茶を作ったことがない方を対象に「見学会」を開催したり、県庁茶業農産課が実施している発酵茶マイスター塾の塾生のために「研鑽の場」として開放したり、茶業研究センターが開発中の新しい半発酵茶を普及させるために「実証工場」として使用するなど、多目的に活用する予定です。
 興味をもたれた方は、まずは気軽に、下記までお問い合わせください。
                                (茶業研究センター 研究統括監 小泉豊)
     問い合わせ先:TEL(0548)27-2882(専用)
               (0548)27-2311(代表)


お問い合わせ先

静岡県農林技術研究所
〒438-0803 静岡県磐田市富丘678-1
電話番号:0538-35-7211 ファックス番号:0538-37-8466