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更新日:平成27年4月6日

静岡県農林技術研究所

No.32/ 平成27年4月/ 研究所ニュース

視点

安全で効率的な病害虫防除の実践のために  病害虫防除所長 黒柳 栄一

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私たちが毎日食する農産物。この農産物を安定的に確保するには病害虫の防除が欠かせません。病害虫防除を行わなかったら農作物の生産量は激減してしまうでしょう。そうならないように、生産現場では病害虫防除が実施され、その中心的役割を農薬が担っています。
しかし、農薬は不適正な使い方をすれば危険性を伴ないます。今は多くの農薬が比較的低毒性で、狭い範囲の病害虫にだけ効くような方向へと進化していますが、間違った使い方をすれば事故が起こってしまいます。そこで、正しく安全に農薬を使うことが使用者には強く求められているのです。
病害虫防除所では、毎年、安全で効率的な病害虫防除の指針として「農作物病害虫防除基準」を作成しています。この基準には農薬の安全使用・適正使用のための情報や環境に配慮した効果的な病害虫防除の情報が詰め込まれています。これまでは冊子及びパソコンを使っての閲覧でしたが、より便利に使えるように、昨年10月にスマートフォンでも簡単に見られるようにシステムを改良しました。スマートフォンを使えば、いつでもどこでも必要な時に、安全で効果的な農薬の選択と病害虫防除の方法を知ることができると好評です。また、複数の病害虫に同時に効果がある薬剤の検索や、複数の作物に共通して使える薬剤の確認によるドリフト対策もできるようになりました。

トピックス

「しずおかプレミアムCHAミーティング」でイチゴ新品種「きらぴ香」を提供

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首都圏で生活する女性やメディア等を対象に、お茶の歴史や種類、美味しい淹れ方、料理との合わせ方等、静岡茶の魅力を体験できるPRセミナー「しずおかプレミアムCHAミーティング」が、都内3会場で開催されました。
3回目となるPRセミナーは、3月19日(木)に東京表参道の日本茶カフェ「茶茶の間」で開催され、日本茶インストラクターによるプロモーションイベントの一環として、首都圏に所在する出版社・マスコミ等のメディア関係者などに、お茶と、スイーツやイチゴ「きらぴ香」とのマリアージュを体験していただき、高い好評を得ました。

研究情報

ガーベラへのジベレリンと塩化カルシウムによる日持ちの向上

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静岡県は、花き類の生産が盛んな県です。なかでもガーベラは、産出額が全国1位で、3割以上のシェアを誇ります。
切り花の消費は、若年層を中心に減少傾向にあり、更に進行する将来予測があります。これは、ライフスタイルの変化により、若年層を中心に「花の世話が大変・わからない」ことを理由に、無購買層が増加しているためで、花瓶を持たない家庭が増えています。
そこで、ガーベラをはじめ県内で生産が盛んな花を用い、花瓶がない家庭でもそのまま飾れる容器付きの切り花商品の開発に、静岡県花き市場連合会と静岡産業大学とともに取り組んでいます。容器には水の代わりに生け花用のゼリーを入れ、水やりを行うことなく出荷から10日間日持ちすることを目指しています。
当研究所では、ジベレリンと塩化カルシウムを添加することにより、ガーベラの日持ちを大幅に延長する技術を開発しました。ジベレリンによりガーベラの開花を抑制するとともに、塩化カルシウムにより蒸散を抑制し、無添加のものに比べ、活き活きした状態が長く維持され、気温23℃の条件下で3週間程度観賞することができるようになりました。
 今後は、ガーベラとともに商品化を目指す花への応用や、試験販売等を通じて消費者の意見を反映させながら、より実用性の高い商品開発を目指していきます。(花き科 科長 外岡 慎)

樹体内デンプンを指標としたチャの樹体診断

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近年、品質向上を目的としたチャの被覆(遮光)栽培が増加しています。強度の遮光により光合成が抑制されるため、樹体が衰弱し生産力が低下することが懸念されています。これまで、樹体の生育や栄養状態は主に葉の状態などの達観評価により行われてきましたが、枝や根のデンプンを指標として樹体の状態を診断できる可能性があることがわかってきました。これまで、各部位のデンプン含量を簡易に分析する方法を開発するとともに、チャ樹への強遮光処理後に枝や根のデンプン含量が低下することを明らかにしました。
 今後は、より簡易なサンプリング・分析手法の検討や、デンプン含量と遮光翌年の一番茶収量との関係解明を進めることにより、生産現場に適用可能な被覆チャ樹の樹体診断と診断結果に基づく適切な栽培管理技術を確立してまいります。
(茶業研究センター 栽培育種科 上席研究員 鈴木利和)


お問い合わせ先

静岡県農林技術研究所
〒438-0803 静岡県磐田市富丘678-1
電話番号:0538-35-7211 ファックス番号:0538-37-8466