• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 組織別情報 > 産業部 > 農林技術研究所 > 研究所ニュース > 詳細

ここから本文です。

更新日:平成27年6月2日

静岡県農林技術研究所

No.33/ 平成27年6月/ 研究所ニュース

視点

「茶の都」づくりに向けた技術開発  研究統括監 望月和男 

画像:

 本県は、管理の行きとどいた美しい茶園をはじめ、茶の生産・加工・仕上げ技術などの匠の技、茶の歴史遺産、茶文化施設など、茶に関連する多彩で豊かな資源を有し、これらを活かした、茶の産業、文化、学術、生活、観光すべての分野において中心地となることを目指した、「茶の都」づくりを推進しています。
 「茶の都」であるためには、今後も日本一の茶産地として規模を確保していくことや、県内各茶産地が個性的で魅力的なお茶を数多く生産していくことが必要です。そこで、当センターでは、生産効率・収益性の高い生産基盤づくりに向けた技術開発を進めるとともに、新たな需要創出につながる商品開発に取り組んでいます。
 最近の研究成果では、同じ量の肥料を施しても吸収量が従来の2割以上増加する局所施肥技術や、お茶の品質向上を図るために茶園に被せる遮光シートを乗用型茶園管理機で自動的に設置する技術などを開発しました。今後は、開発した様々な生産技術を統合した茶園マネジメントシステムの開発を行う予定です。
 また、日光を完全に遮ることで、茶葉の色が黄白色となり旨味が極めて強い「白葉茶」や、紅茶やウーロン茶の製法を取り入れた、ほんのり甘い花様・果実様の香りが発揚する釜炒り製の「静岡型発酵茶」など、県内で一般的に製造されている煎茶とは色や形、味、香りが大きく異なる茶の新商品を開発してきました。現在は、上品な甘い花の香りをもつ新たな煎茶の開発を進めています。
 当センターでは、静岡茶の需要創出や未来を担う茶業経営体の育成に貢献できる研究開発を通じて、「茶の都」づくりに取り組んでいきます。

トピックス

行事案内 森林・林業研究センター研究成果発表会を開催します

 森林・林業研究センターでは、人工林の皆伐再造林を推進するための、①「省力造林技術」、②「イノシシ・シカ被害対策」、③「皆伐した木材の新たな需要拡大に向けた製品開発」を3本柱に研究を進めており、最新の研究成果を情報発信し成果の普及を図るため、研究成果発表会を開催します。
(1) 日時:平成27年6月5日(金) 午前10時30分から午後4時20分まで
(2) 開催場所:静岡県農林技術研究所 森林・林業研究センター大会議室
        (浜松市浜北区根堅2542-8 電話053-583-3121)
(3) 発表内容:平成26年度に実施した研究成果の発表( 発表数13件)

研究情報

キンギョソウ摘心栽培におけるLEDの終夜照明が生育・開花に与える影響

画像:

 耐用年数が長く、消費電力も小さい発光ダイオード(LED)は、農業分野でも普及が進んできています。
伊豆特産花きのキンギョソウにおいて、慣行の摘心栽培(7月下旬は種・8月下旬定植)に、3種のLED(遠赤色730nm・赤色660nm・昼光色660nm付近)の終夜照射を行い、生育や開花への影響について、白熱灯や自然日長(電照処理無し)と比較しました。
○到花日数短縮(花が早く咲く)効果
 遠赤色LEDでは、開花が早くなる傾向が見られましたが、品種による差が確認され、Ⅰ型の品種(冬期~早春の開花に適する)‘メリーランドピンク’より、Ⅲ型の品種(晩春・秋の開花に適する)の方が、開花が早い傾向が確認されました。
○品質は同等                                         
 切花長は、特に昼光色LEDで短くなりましたが、商品価値に影響があるほどではなく、上位階級の比率は他の区と同等でした。
 以上の結果から、開花までの日数が長いⅢ型品種も慣行作型に導入可能となり、ほ場の回転率を高めることにより、経営の発展が期待できます。
キンギョソウに関する新品種の特性調査結果なども、キンギョソウ新品種検討会などを通じ情報発信していますので、御活用ください。
(伊豆農業研究センター 栽培育種科 上席研究員 加藤智恵美)

ヒノキ根元材の家具材への利用に向けて

画像:

 森林・林業研究センターでは、平成26年度から新成長戦略研究「“森林の都”を実現する県産材の需要と供給の拡大のための技術開発」において、工業技術研究所と共同で針葉樹家具の開発に取り組んでいます。
 一般的に家具材は、意匠性の観点から節の少ない材料が求められます。しかし、節の少ない材は高価なうえ、調達するのが難しくなっています。
 そこで、これらの材を安価に安定的に供給するため、根元材に着目しました。根元材は節が少なく、また、多くが「曲がり」などの理由で森林内に放置され未利用となっています。家具材への利用が可能と判断されれば、これら材を安価で安定的に供給することが可能となります。これらヒノキ根元材について、家具材としての利用可能性について紹介します。
 採取したヒノキ根元材は、材芯から3㎝厚に製材し、板目面に出現した節の状況を調べました。出現した節の数は材芯から離れると減少し、材芯から9㎝離れた面では節の平均出現数は0.08個/100㎝2と全体的に少ない値となりました。また、出現した節の径も全体の7割が1㎝未満の小さいもので、無節材も3割程度採取できました。家具材としての利用可能性が高いことから、今後は家具メーカー等と検討を行い、供給体制を整えていきたいと考えています。 (森林・林業研究センター 木材林産科 上席研究員 渡井純)


お問い合わせ先

静岡県農林技術研究所
〒438-0803 静岡県磐田市富丘678-1
電話番号:0538-35-7211 ファックス番号:0538-37-8466