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更新日:2012年11月9日
成果写真集【研究課題名】伊豆地域の立地条件に適した果樹品種の育成・選抜<2011~2015年度>
はるひ
‘はるひ’は独立行政法人果樹研究所が育成した新品種で、2011年3月に品種登録された。
‘はるひ’はヒュウガナツに似た芳香とさわやかな風味を持った良食味の品種で、今後伊豆地域の特産カンキツになる可能性がある。
そこで、この品種の果実特性を把握し、伊豆地域での栽培資料とする。
●‘はるひ’の平均果実重は150gである。果皮色は黄~黄橙、果肉色は橙色である。
●‘はるひ’の糖度(Brix)の推移は、ヒュウガナツと比較して12月までは同程度であったが、1月以降急速に高くなり、2月上旬に13%を超えその後ほとんど変化はなかった。
●‘はるひ’のクエン酸濃度の推移は、ヒュウガナツに比べ、9月の時点で1%以上低く、1月には1%程度になった。
その後1%弱のまま推移した。
●‘はるひ’の糖・酸の推移から、2月上旬には可食期になるものと思われた。
(担当/伊豆農業研究センター)
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