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更新日:2015年9月11日
成果写真集【研究課題名】みかんの貯蔵性向上と切り花の新商品開発による静岡ブランドの強化<2013~2015年度>
バラの日持ちを向上させて消費者が7日間以上観賞できる方法を開発する。バラの切り花は十分開かないでベントネックすることがしばしば起こる。そこで、バラ‘サムライ08’が確実に満開になって1週間以上観賞できる収穫ステージ(切り前)を確認する。
赤バラの主力品種‘サムライ08’は満開になるまでに1週間程度かかる。やや堅めのつぼみで収穫すると満開にならずに観賞限界となるが、収穫を1~2日遅らせて少し開き気味のつぼみで収穫すると、確実に満開になり、日持ち日数はほぼ同じかやや長くなる。
開き気味の花は「古い」、「日持ちしない」と思われて敬遠されがちだが、これは誤解。長く保存されて開きかけた花の日持ちは短いが、畑で開き気味で収穫した花には力があって満開になり、日持ちも良い。むしろ、堅いつぼみで収穫すると開かないままベントネックするリスクがある。
開き気味で収穫した花は綺麗に咲いている期間が長いので、消費者にメリットが多い。
(担当/花き科)
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