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ホーム > 組織別情報 > 経済産業部 > 農林技術研究所 > 成果写真集 > 詳細

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更新日:2017年5月26日

静岡県農林技術研究所

高温が原木シイタケ栽培に及ぼす影響

成果写真集【研究課題名】環境の変化に対応したシイタケ等栽培技術の開発<2012~2016年度>

研究のねらい

・自然条件を利用する夏季の原木シイタケ栽培において、気温上昇に伴う悪影響が懸念されている。
・夏季の栽培は、同じほだ木から断続的にシイタケを収穫する方式で、収穫後のほだ木を休養させ、浸水、収穫を繰り返す方法である。
・休養は、その良し悪しが次の収穫量に影響するとともに、夏の高温に長い期間さらされる工程である。
・そこで、自然条件よりも高い温度でほだ木を休養させたときの影響を明らかにした。

研究の成果

・ほだ木の内部温度が約1℃上昇する条件でほだ木を休養した場合はシイタケ栽培への影響はみられない。
・ほだ木の内部温度が約3℃上昇すると影響がみられ、夏季における収穫量が減少し、収穫に要する期間が長くなる。
・高温条件下の休養で夏季の収穫量が減少しても秋以降の収穫量が増加するため、ほだ木一代の収穫量への影響はみられない。
・気温の上昇に伴う悪影響は、数十年間はみられないと思われるが、直射日光がほだ木にあたるとほだ木内部の温度は気温を上回ることがあり、夏季の収穫量減少につながる可能性があるため、施設やほだ場を適正に管理することが必要である。

(担当/森林・林業研究センター木材林産科)


お問い合わせ先

静岡県農林技術研究所
〒438-0803 静岡県磐田市富丘678-1
電話番号:0538-35-7211 ファックス番号:0538-37-8466